会長挨拶



第45 回日本消化器免疫学会総会の開催にあたって

会長 吉川 敏一
(京都府立医科大学大学院医学研究科消化器内科学 教授)

  今回で「日本消化器免疫学会総会」は第45回を迎えました。今回も非常に多くの施設から多数の演題を頂き、会員の皆様のご助力のおかげおもちまして、この歴史ある学会を無事にとりおこなえる運びになりました。
  近年の免疫学の進展はめざましく、自然・獲得免疫という確固たる免疫の概念が確立し、その分子機構の詳細に関しても解き明かされつつあります。特に消化器領域における難治性疾患には免疫反応が深く関与しており、基礎的・臨床的研究の成果にはより注目が集まっております。本会は、その研究発表と意見交換の場としての重要性も高まっており、より実りある成果があるものと期待されております。
  このような消化器免疫学の現状をふまえ、今回の学会では「消化器疾患に対する免疫制御療法の新展開」、「消化器疾患における自然免疫・獲得免疫のクロストーク」という壮大なテーマで2つのシンポジウムを組みました。新進気鋭の若手の先生方を中心に日頃の研鑽を積んできた成果を披露いただけるものと期待しております。また、新たな試みとして顆粒球に焦点を当てた「顆粒球と消化器免疫」をミニシンポジウムとして用意しました。本シンポジウムでは、新たな視点から顆粒球の役割を検証することを目的としており、興味深いものとなっています。さらに、特別講演にはMatthew B. Grisham教授をお招きして「T-cell Trafficking in the Promotion and Regulation of Chronic Gut Inflammation」の御講演を頂く予定です。是非、本会にて活発な討論をしていただき、熱を帯びた会になることを期待してやみません。
  最後になりますが、ご助力いただきました諸先生方に深く感謝させていただくとともに、本会の趣旨に賛同いただき、ご協力いただきました企業様方にもこの場をお借りして深く御礼申し上げます。

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